エキスパートのための設定
TextMateにはGUIでは見えない設定がいくつかあります。
これらの設定の変更は defaults
シェルコマンドで可能です。しかし、TextMateが起動していないときにこれをしなければいけません。
次のシンタックスのように、与えられた値(value)に対してキー(key)を設定します:
defaults write com.macromates.textmate «key» «value»
いつもデフォルトの値を使ってキーをリセットできます。:
defaults delete com.macromates.textmate «key»
もしくは以下のように使い、値を読むことができます。:
defaults read com.macromates.textmate «key»
NSDragAndDropTextDelay
あなたが、選択部分の上でマウスをクリックしてマウスをうごかすと、もしあなたが15ミリセカンド待ち、それから選択範囲をドラッグしない限り、TextMateは新しい選択範囲を作ります。この遅延時間はこの設定の値によって変えることができます。
値をゼロ以下(例えば、-1
)にセットすると選択範囲をドラッグすることができなくなります。それは、選択範囲の中でマウスをクリックをするとすぐにそれをすぐに感知し、(ボタンが押されている間にマウスを動かせば、)そのポイントから新しい選択範囲を作るという言う意味です。
ゼロにセットすればすぐにドラッグを始めます。
例:
defaults write com.macromates.textmate NSDragAndDropTextDelay 0
NSRecentDocumentsLimit
これは”Open Recent”メニューに保存されているドキュメントの数を設定します。デフォルト値は25です。
例:
defaults write com.macromates.textmate NSRecentDocumentsLimit 50
OakBundleItemsPopUpMenuKeyEquivalent
ステータスバーにあるギアメニューを開くキーボードショートカット。このキーはsystem key bindings fileで説明されています。デフォルトの値は”^\033”(コントロール エスケープです)。
キーコードに関する詳しい情報は、このメールを参照してください。
OakBundleManagerDisambiguateMenuFontSize
もしあなたがメニューで使われているタブトリガーと対応するキーと似たものを明確にするためのフォントが小さすぎると思うなら、次のように実行してください。
defaults write com.macromates.textmate OakBundleManagerDisambiguateMenuFontSize 14
OakDefaultBundleForNewBundleItems
あなたがはじめにバンドルを選択せずに、バンドルエディタで新しいアイテムを作ると、このデフォルトキーによって使われるUUIDのバンドルがターゲットとして使われます。
これは自動的にあなたが作る最初のバンドルに設定されます。これをどう変更するかの例は このメールを見てください。
OakDefaultLanguage
新規の(無題の)ドキュメントのデフォルトの言語を設定します。値は使われる言語のUUIDを使います。
さらなる情報はメーリングリストのこのメッセージをみてください。
OakDisableSessionRestore
あなたがTextMateを起動するとき、最後に使ったプロジェクト/ドキュメントが開きます。しかし、次のコマンドを実行することによってこの機能を無効にできます。
defaults write com.macromates.textmate OakDisableSessionRestore 1
OakDocumentCustomFSMetaData
TextMateがメタデータ(setxattr
replacement)を保存するときに使う関数のためのファイルシステムの配列です。メタデータはAppleDoubleフォーマットで保存されます。デフォルト値は( afpfs, nfs, msdos )
になっています。こうなっている理由は、setxattr
がこれらのファイルシステムでカーネルパニックを発生させるからです。(rdar://4162474)
例:
defaults write com.macromates.textmate \
OakDocumentCustomFSMetaData '( afpfs, nfs, msdos, hfs )'
OakDocumentDisableFSMetaData
詳しい情報はextended attributesをみてください。
OakFindPanelDisableHistory
これは、検索パネルの履歴を残さないようにするためです。この設定はユーザーの中に検索ダイアログでタブキーを押したときにクラッシュを経験した人がいるからです。履歴のコントロールによってこのクラッシュが発生します。現在のところ、このコントロールを使えなくすることでのみこの問題を回避できます。
defaults write com.macromates.textmate OakFindPanelDisableHistory 1
OakToolTipMouseMoveIgnorePeriod
and OakToolTipMouseDistanceThreshold
コマンドをツールチップを出したときに最初の1秒の間はマウスを動かしてもツールチップは閉じません。1秒後ツールチップが閉じます。ツールチップを閉じるためには、少なくとも5ピクセル分
マウスを動かす必要があります。OakToolTipMouseMoveIgnorePeriod
とOakToolTipMouseDistanceThreshold
を使うことでこの値を変更できます。
OakWrapColumns
これは、View → Wrap Column サブメニューで使われる値の配列です。デフォルトでは、40と78が使われています。
例:
defaults write com.macromates.textmate OakWrapColumns '( 60, 70, 80, 120 )'
OakWordsExcludedFromCapitalization
The Text → Convert → to Titlecase action (⌃⌥U) は以下の配列の単語を例外として扱います。
デフォルト値は以下の通り。 ( a, an, and, at, but, by, else, for, from, if, in, nor, of, off, on, or, out, over, the, then, to, up, when )